【行政書士】最初にやっておくべき3つの営業【開業】

personal-989133_1920

開業して後、一番困るのは何でしょう。
いや、開業する前から、そして行政書士として生きていくにあたって永遠に頭を悩ませるテーマ、それが「営業方法」です。
どうやって食べていくか、というのは、取りも直さず、どうやって営業するかに等しいと思います。

どんな分野でも、営業が一番強い、などと言う言葉を聞きますよね。
サムライ業の世界でも同じです。
仕事を取ってくる奴が一番偉い。
業務をこなすのは、ある程度の経験を積めば、「ある程度は」誰でもできます。一部熟練しなければ手がつけられないような業務もありますが、それさえも皆経験を重ねる中で成長していくわけです。
つまり、仕事を取らなければ、前に進むことができない。
語弊は有りますが、この原理原則はどの業界でも変わらないです。

では、以下にその営業方法の例を、3つばかり紹介しましょう。

最初にやっておくべき3つの営業方法

営業というのは、形にとらわれません。
飛び込み営業もしかり、私がこうやってブログを書いているのも、一つの営業と言えるかも知れません。
もしこれらの記事を読んでいる方が会社を設立しようと思ったら、私にご連絡を頂けるかもしれませんしね。

つまり、営業の方法は無限にあると言っていいわけです。
行政書士としての経験を積んでいけば、やがては自分に合った「営業スタイル」を身につけ、業務を展開していくようになります。

しかし、そのように言っても「じゃあ新規開業した行政書士はどうすれば良いのか」となってしまうので、とりあえず「誰でもできて」「お金もかからないで」そして「最初にやっておくべき」行政書士の王道営業方法を紹介していきます。

先輩・同期への挨拶周り

開業したら、まず先輩や同期への挨拶回りを必ずするようにしましょう。
よく行政書士同士でつるんでもしょうがない、やはり人脈を作るなら他士業や異業種だ、という方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。
行政書士同士は、仲間であると同時に商売敵であり、そして「お客様」です。

行政書士でも専門分野が分かれるのは当ブログでも何度か触れていますが、では専門でない、また経験がない分野の依頼があった場合にはどうするのか。人に聞きながらやる場合もあれば、詳しい人に振る場合もあるでしょう。

それは言い換えれば、あなたに振られる可能性もあるということです。勿論安く使おうと思っている少しずるい先輩や、ややこしい仕事を押し付けようとしていることも有るかもしれません。

ただ、長くやっている行政書士ほど、専門分野で稼ぐことができています。そして、それが何より効率が良いことも身を持って知っているので、自分の業務範囲から外れた仕事は振ってくれるものなのです。

私も先輩方から紹介して頂いた仕事は数多くありますし、その人脈の中から新たに繋がっていく仕事については数えきれません。

また私自身も、他の行政書士に幾度と無く仕事を振っています。

加えて、先輩行政書士に挨拶をするのは当たり前の礼儀であると同時に、新しい分野について教えてもらったり、情報交換をしたりするためにも必要不可欠です。

開業してまず最初にするべきことは同業者への挨拶、と覚えておいて損はありません。

紹介してもらった仕事を確実にこなそう

行政書士の仕事は単発だ、という言葉をよく聞きます。これは、税理士や社会保険労務士には顧問契約があるが、行政書士にはない、という意味で使われている場合がほとんどです。

しかし、言葉の意味合い上はそういった用法で間違いはありませんが、これは一つ大きな誤解を招くことがあります。許認可は確かに一度取得してしまえば終わりかも知れませんが、それは決して「独立した一つの仕事」ではないことを覚えておいて下さい。

許可も業種によって更新や変更届がありますし、何より一度仕事をさせて頂いたお客様から「紹介」を頂くことは多々あります。
と言うよりは、それによって成り立っていると言っても過言ではありません。

行政書士は基本、一人でやっている先生がほとんどです。
ではその行政書士が、業務をしながら営業をしながら、スーパーマンのようにこなしているかと言ったら、そんなことはないのです。
ほとんどは、ある程度仕事ができるようになってくれば、紹介で回るようになっているのです。

その紹介をしてくれるのは誰かと言ったら、前段に説明をした「先輩」であり「同期」であり、そして一番は「お客様」です。
つまり、今頂いている仕事を満足にこなすことができなければ、あなたに仕事を振った「先輩」も、あなたに依頼した「お客様」も、あなたに再び仕事を依頼しようとは思いません。

今ある仕事を丁寧に、迅速に処理すること。
これは他のどんな営業より確実で、効果的な手法です。

ホームページを作ろう

一昔前はホームページがない行政書士も多くいたものですが、最近は新規開業する行政書士のほとんどがホームページを作成しています。
営業ツールとしては勿論、名刺代わりとしても必要なので、ホームページは是非作るようにしましょう。
ホームページの営業効果については別途記事を書く予定ですので、改めてご説明させて頂きます。

まとめ

如何だったでしょうか。まず最初にやっておくべき営業方法3つでした。

ホームページは業者に頼んでも良いですが、先輩や同期とのネットワーク作りは自分が足を使ってどこまでやるかでかなり差が出ます。
年齢が高いから、他の人に挨拶し辛い。知識がないから、馬鹿にされそうで怖い。いろんな理由が出てくると思いますが、まず挑戦しなければ始まりません。

そして仕事を頼んでもらえたら全力でこなす。
また頼みたいと思わせる。
行政書士は営業などせず、それだけで十分ではないかと言う方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、上記に書かれたことを行おうとしても、あまり収入に繋がらないという行政書士もいらっしゃるでしょう。
では次回は、先輩との付き合い方について、記事を書いてみます。

ではまた次回。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.